日頃からのご支援に心から感謝申し上げます。
令和7年10月、我が国史上初の女性宰相として高市早苗政権が発足いたしました。内閣や自民党の人事も一新され、政治が大きく動き出しております。高市総理と共に、国益を守り、成長し続ける日本づくりに邁進してまいります。
私はこの度、自民党政務調査会副会長を拝命いたしました。小林鷹之政調会長を直下で支える役割です。国会開会中は、原則週2回の政務調査化会正副会長会議が開催され、政策議論を行っています。自民党の政策全般を俯瞰し、政府への提言等も行う本役職は、私の政治キャリアの中でも最も責任の重い仕事となります。
高市総理の所信表明演説には「国民の皆様のいのちと健康を守ることは重要な安全保障」という言葉がありました。人口減少・少子高齢化が進む中、社会保障制度の持続可能性を高め、全ての世代が安心して暮らせる社会を築くことは、私たち政治が担うべき極めて重要な役割です。
私もこれまで国会で厚生労働政策を担ってきた立場から、在宅医療や介護との連携も含む新しい地域医療構想の策定、医師の偏在是正対策、データヘルスの推進による効率的で質の高い医療の実現など、それぞれの課題の解決に先頭に立って臨んでまいります。
富山県内では、熊による人的被害も深刻化しております。地域の安全確保のため、環境省・農林水産省と、富山県・富山市との協力体制の強化も行いました。人里に降りてくるアーバンベア対策は喫緊の課題です。今後も、皆様が安心して豊かに暮らせる地域づくりに全力を尽くしてまいります。
国会における所属委員会は、①厚生労働委員会、②災害対策特別委員会、また、③決算行政監視委員会理事、④地域・こども・デジタル特別委員会理事にも就任いたしました。4つの委員会を担当し、いずれも身に余る重責ですが、富山の皆様のお役に立つべく、精一杯務めてまいります。
どうぞ、変わらぬご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
バイオ医薬品等の研究開発拠点を整備し、富山をバイオエコノミー拠点に位置付け、日本経済を牽引します。県内企業のデジタル化を支援するとともに、適切な価格転嫁と生産性向上、省力化投資支援に取り組みます。さらに、県外からの企業誘致やスタートアップ支援を強化し、雇用創出と地域経済の活性化を図り、ものづくり人材や技能士の養成支援にも取り組みます。
富山の労働者人口増加を目指します。
食品ロス削減、食品寄附促進、食品アクセスの確保に取り組み、米の需給・価格の安定化を含む食料の安定供給の確保を目指します。物価高騰対策として、燃油対策の継続、低所得者世帯への生活必需品への支援を行い、県民生活を守ります。子育て支援を拡充し、妊娠期から出産、就学、就労まですべての親子を対象とした切れ目のない支援体制を構築することで、安心して子育てができる環境を作ります。
官民問わず、多様な働き方推進に取り組み、人材の確保・育成に努めます。特に働く現場においては、中途採用を含め多様な人材を確保します。女性の就労支援や男性の育児休業取得促進など、男女が共に活躍できる社会を実現します。共働き・共育ての支援、仕事と介護の両立支援を通して、すべての人が働きやすい環境を整備します。子供たちの個性や才能を伸ばす教育環境を整備し、未来を担う人材育成に取り組みます。
富山の医療提供体制の一層の充実を図り、県民が安心して医療を受けられる環境を整備します。医療・福祉・公衆衛生・介護に携わる人材の確保と処遇の改善に取り組み、質の高いサービス提供体制を構築します。また、全ゲノム解析等によるがん研究の推進、がん医療の充実を図るとともに、歯科口腔ケア、栄養管理、リハビリ等の連携によるQOL改善にも取り組みます。さらに、ひきこもり支援、高次脳機能障害者基本法、カスハラ対策の法制化を進め、それぞれの問題を抱える方々が安心して暮らせる社会を目指します。
能登半島地震からの復旧・復興に全力で取組みます。道路・河川・港湾等の老朽化したインフラの改修・整備を計画的に進め、災害に強い安全なまちづくりを推進します。ハザードマップの周知や防災訓練の実施など、住民の防災意識向上を図り、自助・共助の意識を高めます。気候変動による災害リスク増加に対応するため、事前防災対策の強化や避難体制の整備を進めます。
国際社会との連携を強化し、我が国の安全保障環境の変化に対応します。自衛隊の体制強化や能力向上を図り、我が国の平和と安全を確保します。サイバー攻撃やテロなど、新たな脅威への対策を強化し、国民の安全を守ります。憲法に緊急事態条項の新設や自衛隊の明記を検討します。
政治家自らの公私峻別、政治資金の透明性確保はもとより、説明責任を徹底し、国民の皆様の理解を得られるよう努めます。国会改革、選挙制度改革も積極的に推進し、国民目線に立った政治を実現して参ります。

国民の皆様へ
私の政治活動や政治資金の会計処理について、党員、有権者の皆さんに対して政治の信頼を大きく棄損したことに深くお詫びを申し上げます。
私は有権者の負託を受けた富山1区の国会議員として、信念と誇りをもって活動をして参りました。12年前の初当選時以来、県議、市議の方々、とりわけ党員の皆様や富山の皆様に支えて頂き、育てていただきました。
一方、この12年間の中で永田町の金銭感覚と市民の皆さんの現下の物価高騰等の影響による生活環境の変化や日々の生活する上での資金に関する意識を私が本当に肌身で感じる努力をしていただろうか。皆さんの生活実感を適切に理解できてなかったのではないか。意識の乖離があったのではないかと自問自答の日々です。
何よりも私自身が変わらなければならないと強く感じています。ふるさと富山を愛する心、政治活動についての姿勢、仕事を共に進める事務所スタッフとの役割分担や情報共有、ただ闇雲に走り抜けることでなく、冷静沈着な政治判断やひとつの判断がもたらす影響や効果を見定める見識は十分か。
すべてに関して、生まれ変わる気持ち、自分自身を変えていくという強い意志と信念を今一度、養うべきと強く感じています。
私に対する厳しい声にも耳を傾け、引き続き、強い思いをもって、12年間の経験を活かし国難に立ち向かい、外交防衛や内政全般、地方創生や今後の労働法制の改革、困難を抱えた方々への支援、自民党の改革、富山県、富山市の発展に寄与する仕事に全力で取り組みます。
どうぞ、何卒、よろしくお願いいたします。