未来の安心を富山の皆さまに ~豊かさ実現へのビジョン~

 デフレ脱却が現実となる一方で、少子高齢化の進展による様々な業種における担い手不足、地域医療提供体制や介護施設等でのサービス提供の更なる充実、自然災害への対応、食糧確保を含む経済安全保障の構築、我が国を取り巻く有事への対応など喫緊の課題に対して政治の力が一層必要とされています。
 私は経済回復・経済成長を軌道に乗せ、富山の勤労世代の賃金上昇を構造的に実現していきます。生産性向上への投資促進、価格転嫁の徹底、男女間の賃金格差を是正します。
 私は世代間の対立や格差のない全世代型社会保障制度を確立し、将来不安にとらわれない安心できる社会を導きます。
 公平な保険料負担の実現を目指し、働く喜びが実感でき、身に付けた技能を適正に評価する仕組みをつくります。

 県民の皆さまの信頼を回復するため、すべてに関して生まれ変わる気持ち、自分自身を変えていくという強い意志で謙虚さと畏怖の念を常に心に留め、ふるさと富山の限りない発展と未来の安心のため職務に邁進します。

 12年間の国政での経験を活かし国難に立ち向かい、外交防衛力の強化や内政おいては地方創生政策や「人への投資」を重点的に推進し、富山が日本成長のエンジン役となるべく潜在力を引き出します。
 そしてすべての国民に居場所がある社会をつくります。

たばた裕明 豊かさ実現への7つのビジョン

経済成長戦略 ~日本成長のエンジンは富山が担う~

バイオ医薬品等の研究開発拠点を整備し、富山をバイオエコノミー拠点に位置付け、日本経済を牽引します。県内企業のデジタル化を支援するとともに、適切な価格転嫁と生産性向上、省力化投資支援に取り組みます。さらに、県外からの企業誘致やスタートアップ支援を強化し、雇用創出と地域経済の活性化を図り、ものづくり人材や技能士の養成支援にも取り組みます。
富山の労働者人口増加を目指します。

県民の豊かな生活の実現

食品ロス削減、食品寄附促進、食品アクセスの確保に取り組み、米の需給・価格の安定化を含む食料の安定供給の確保を目指します。物価高騰対策として、燃油対策の継続、低所得者世帯への生活必需品への支援を行い、県民生活を守ります。子育て支援を拡充し、妊娠期から出産、就学、就労まですべての親子を対象とした切れ目のない支援体制を構築することで、安心して子育てができる環境を作ります。

こども・若者育成、女性活躍の推進

官民問わず、多様な働き方推進に取り組み、人材の確保・育成に努めます。特に働く現場においては、中途採用を含め多様な人材を確保します。女性の就労支援や男性の育児休業取得促進など、男女が共に活躍できる社会を実現します。共働き・共育ての支援、仕事と介護の両立支援を通して、すべての人が働きやすい環境を整備します。子供たちの個性や才能を伸ばす教育環境を整備し、未来を担う人材育成に取り組みます。

安心できる医療提供体制・全世代型社会保障制度の構築

富山の医療提供体制の一層の充実を図り、県民が安心して医療を受けられる環境を整備します。医療・福祉・公衆衛生・介護に携わる人材の確保と処遇の改善に取り組み、質の高いサービス提供体制を構築します。また、全ゲノム解析等によるがん研究の推進、がん医療の充実を図るとともに、歯科口腔ケア、栄養管理、リハビリ等の連携によるQOL改善にも取り組みます。さらに、ひきこもり支援、高次脳機能障害者基本法、カスハラ対策の法制化を進め、それぞれの問題を抱える方々が安心して暮らせる社会を目指します。

災害からの復旧・復興支援、防災対策の充実

能登半島地震からの復旧・復興に全力で取組みます。道路・河川・港湾等の老朽化したインフラの改修・整備を計画的に進め、災害に強い安全なまちづくりを推進します。ハザードマップの周知や防災訓練の実施など、住民の防災意識向上を図り、自助・共助の意識を高めます。気候変動による災害リスク増加に対応するため、事前防災対策の強化や避難体制の整備を進めます。

領土・領海・領空・資源を守るための外交・安全保障政策の推進

国際社会との連携を強化し、我が国の安全保障環境の変化に対応します。自衛隊の体制強化や能力向上を図り、我が国の平和と安全を確保します。サイバー攻撃やテロなど、新たな脅威への対策を強化し、国民の安全を守ります。憲法に緊急事態条項の新設や自衛隊の明記を検討します。

政治への信頼回復

政治家自らの公私峻別、政治資金の透明性確保はもとより、説明責任を徹底し、国民の皆様の理解を得られるよう努めます。国会改革、選挙制度改革も積極的に推進し、国民目線に立った政治を実現して参ります。

国民の皆様へ

 私の政治活動や政治資金の会計処理について、党員、有権者の皆さんに対して政治の信頼を大きく棄損したことに深くお詫びを申し上げます。

 私は有権者の負託を受けた富山1区の国会議員として、信念と誇りをもって活動をして参りました。12年前の初当選時以来、県議、市議の方々、とりわけ党員の皆様や富山の皆様に支えて頂き、育てていただきました。

 一方、この12年間の中で永田町の金銭感覚と市民の皆さんの現下の物価高騰等の影響による生活環境の変化や日々の生活する上での資金に関する意識を私が本当に肌身で感じる努力をしていただろうか。皆さんの生活実感を適切に理解できてなかったのではないか。意識の乖離があったのではないかと自問自答の日々です。

 何よりも私自身が変わらなければならないと強く感じています。ふるさと富山を愛する心、政治活動についての姿勢、仕事を共に進める事務所スタッフとの役割分担や情報共有、ただ闇雲に走り抜けることでなく、冷静沈着な政治判断やひとつの判断がもたらす影響や効果を見定める見識は十分か。

 すべてに関して、生まれ変わる気持ち、自分自身を変えていくという強い意志と信念を今一度、養うべきと強く感じています。

 私に対する厳しい声にも耳を傾け、引き続き、強い思いをもって、12年間の経験を活かし国難に立ち向かい、外交防衛や内政全般、地方創生や今後の労働法制の改革、困難を抱えた方々への支援、自民党の改革、富山県、富山市の発展に寄与する仕事に全力で取り組みます。

 どうぞ、何卒、よろしくお願いいたします。

令和6年9月